概要
Sound Level Analyzer Lite
「Sound Level Analyzer Lite」は、環境騒音やライブイベント等のサウンドレベルを簡単に測ることができる騒音計アプリです。標準アプリ「Sound Level Analyzer」をシンプル化した無料バージョンです。
スタートボタンを押すだけで簡単にサウンドレベルを計測できます。測定したサウンドレベルはデシベル(dB)単位で表示されます。
騒音計に必要な周波数重み付け特性、時間重み付け特性を切り替えることができ、適切なサウンドレベル計測が可能です。
当社アプリは、国際音響学術誌”Applied Acoustics"の研究論文で、 スマートフォン用騒音計アプリとして最高評価を受けています。
(論文: ”Testing the accuracy of smartphones and sound level meter applications for measuring environmental noise”, Enda Murphy, Eoin A. King ; Applied Acoustics 106(2016)16-22.)
また、最上位アプリ「Sound Level Analyzer PRO」は、サウンドレベル計測機能に加えて、さらに強力なサウンド解析および騒音解析機能を備えていますので、ぜひご検討ください。
製品情報
- バージョン : 7.0
- リリース : 2022/10/12
- サイズ : 2.9 MB
- 互換性 : iPhoneに対応。iOS 15.0以降が必要。
- カテゴリ : ユーティリティ、ライフスタイル
- ステータス : 配信停止中
特長
「Sound Level Analyzer Lite」は、つぎのような特長があります。
- サウンドレベル計測(dB)
- Leq(等価騒音レベル), Min(最小値), Max(最大値), Avg(時間平均等価騒音レベル)を計測表示
- 周波数重み付け補正特性:A補正(騒音計向け), C補正(サウンドレベル測定向け), Z(補正なし)
- 時間重み付け特性:Fast = 0.125sec, Slow = 1.0sec
- 表示レンジ:0 - 130dB
- キャリブレーション機能(レベル補正値設定): ±20dB / 1dB単位
- 計測時間 : 20secで自動停止
アプリケーション
「Sound Level Analyzer」は、つぎのような用途でお使いいただけます。
- 環境騒音の測定
- オーディオ機器のセッティング、チューニング
- ライブステージ測定
- 建築音響
- 音響機器のインストール
- カーオーディオのインストール・セッティング
- 音響試験、その他
また、環境騒音の測定において、騒音の大きさの例を次に示します。
- 130dB:飛行機のエンジン音
- 110dB:自動車のクラクション
- 100dB:列車の通過時の騒音
- 90dB:騒々しい工場の中
- 80dB:電車の中、掃除機
- 70dB:騒々しいオフィスや街頭
- 60dB:静かな自動車、普通の会話
- 50dB:静かなオフィス
- 40dB:図書館の中、 静かな住宅街
- 30dB:深夜の郊外、ささやき声
- 20dB:木の葉の擦れあう音
備考:標準的な騒音計測の可能範囲は30〜130dBAであり、家庭の静かな部屋でも計測値は30dBA程度です。暗騒音が存在するため、どのような静かな環境でも0dBAと騒音計測されることはありません。
重要な初期設定(アクセス許可)
本アプリを正常に動作させるためには、以下のiOSシステムに関わる初期設定を必ずおこなう必要があります。
- マイク・アクセス許可設定
アプリインストール後の初期起動時に、iOSシステムより内蔵マイク・デバイスへのアクセス承認が求められます。この際、内蔵マイクのアクセスを必ず許可にしていただく必要があります。
もし、不許可にされた場合には、プライバシー制限により、マイク入力ができませんので、計測表示等もおこなわれません。見かけ上、アプリが正常動作してないようにみえます。この場合、iOSの基本設定(「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「マイク」)で、このアプリからのアクセスを許可していただくことで、利用可能になります。
さらに、初回起動時に、アクセストラッキング(ATT)に関する確認がiOSシステムより求められます。広告表示はこの許諾の有無にかかわらず配信されますが、許可を選択するとパーソナライズされた広告が配信されるようになります。当アプリは広告収入をベースに運用されておりますので、ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
サウンドレベル計測
一般的なサウンドレベル測定(騒音計)をおこないます。この際、周波数補正、時間補正、レベル補正などの測定パラメータを適切に施すことで、最適なレベル測定をすることができます。
プレイボタンをタップすることで、サウンドレベル測定を開始し、再度タップすることで停止します。
[サウンドレベル測定]
サウンドレベル測定は、等価騒音レベル(Leq)、時間平均騒音レベル(Avg)、最小値(Min)、最大値(Max)の測定値(dB:デシベル)を表示します。等価騒音レベル(Leq)はバーグラフでも表示されます。
- Leq:等価騒音レベル - サウンドレベル(騒音レベル)の瞬間値 (dB)
- Avg:時間平均騒音レベル - 時間移動平均値 (dB)
- Min:最小騒音レベル - 測定時間内での最小値 (dB)
- Max:最大騒音レベル - 測定時間内での最大値 (dB)
また、サウンドレベルの短時間変動グラフも同時に表示されます。このグラフは過去20秒分のサウンドレベル変動です。Leq(ホワイトバー)、Avg(グリーンライン)、10秒間移動平均レベル(オレンジライン)がグラフ表示されます。
測定パラメータとして、時間重み補正(Time weighting)、周波数重み補正(Frequency weighting)、レベル補正(Calibration)をつぎのように設定することができます。
[時間重み補正:Time weighting]
サウンドレベルを算出する時定数を指定します。測定音源の種類や発生傾向にあわせて設定してください。
- FAST:0.125 sec(デフォルト)
- SLOW:1.0 sec
[周波数重み補正:Frequency weighting]
入力信号の周波数帯域を制限する重み付けフィルタです。測定用途に応じて設定してください。
- A:A補正 - 一般的な騒音レベル測定、聴感補正あり(デフォルト)
- C:C補正 - 音楽信号など広帯域なサウンドレベル測定
- Z:補正なし
[レベル補正:Calibration]
基準レベルをオフセット範囲で1dB単位で指定できます。Calibrationウインドウをタップすると、入力キーボードが現れます。
- Calibration:-20dB 〜 +20dB (1dB単位) - オフセット範囲
インフォメーション (Info)
「Setting」ボタンをタップすると、製品情報と機能説明が表示されます。測定画面に戻るには、「Close」ボタンをタップしてください。
リリースノート
- Version 7.0 バージョンアップ (October 12, 2022)
- Version 6.0.2 バージョンアップ (January 10, 2022)
- Version 6.0.1 バージョンアップ (December 24, 2021)
- Version 6.0 バージョンアップ (November 7, 2021)
- Version 5.2 バージョンアップ (March 27, 2021)
- Version 5.1 バージョンアップ (August 24, 2020)
- Version 5.0 バージョンアップ (May 22, 2020)
- Version 4.1 バージョンアップ (March 29, 2019)
- Version 4.0 バージョンアップ (November 14, 2018)
- Version 3.2 バージョンアップ (May 29, 2018)
- Version 3.1 バージョンアップ (March 16, 2018)
- Version 3.0 バージョンアップ (February 28, 2018)
- Version 2.4 バージョンアップ (January 24, 2018)
- Version 2.3 バージョンアップ (May 17, 2017)
- Version 2.2 バージョンアップ (June 3, 2016)
- Version 2.1 バージョンアップ (March 5, 2016)
- Version 2.0 バージョンアップ (December 21, 2015)
- Version 1.4 バージョンアップ (December 5, 2015)
- Version 1.3 バージョンアップ (March 25, 2015)
- Version 1.2 バージョンアップ (September 4, 2014)
- Version 1.1.1 バージョンアップ (July 13, 2014)
- Version 1.1 バージョンアップ (June 24, 2014)
- Version 1.0 リリース (June 10, 2014)
備考
- 本アプリの測定基準値はiPhone用に調整しておりますが、お使いの端末毎に内蔵マイクの感度差がありますのでご注意ください。このため、厳密な測定値を保証するものではありません。
- 標準的な騒音計測の可能範囲は30〜130dBAであり、家庭の静かな部屋でも計測値は30dBA程度です。暗騒音が存在するため、どのような静かな環境でも0dBAと騒音計測されることはありません。
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