概要

Audio Tone Generator Plus

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「Audio Tone Generator Plus」は、高精度なオーディオ・テストトーンを生成する新しいサウンドジェネレーター・アプリです。

本アプリは、オーディオシステムテスト、サウンドチューニング、聴力検査などの基準音源として、幅広い分野でご利用いただけます。

4種類のシグナルジェネレーターを搭載し、サイン波信号、周波数スイープ、チャープ信号、オクターブバンドノイズを含むカラードノイズを生成することができます。

サイン波ジェネレーター: 20Hz〜21kHzの高精度なサイン波を生成するサウンドジェネレーターを搭載しています。4つのプリセットとキーボード入力により周波数を設定します。
周波数スイープジェネレーター:リニアなサイン波の周波数スイープ/ワーブル信号を生成します。3つのプリセットとキーボード入力により、スタート/ストップ周波数を調整します。上向き/下向きスイープが可能です。
カラードノイズジェネレーター(オクターブバンドノイズを含む):ホワイトノイズ,ピンクノイズ,ブラウンノイズ,ブルーノイズ,パープルノイズ,グレーノイズを発生させることができます。
また、ユーザー設定可能なオクターブバンド・フィルターにより、1/1、1/3オクターブバンドのカラードノイズを生成することができます。任意の帯域を複数選択することも可能で、特定の周波数帯域を詳細解析するために活用いただけます。また、バーストノイズは4種類のデューティ比で出力可能です。
チャープ信号ジェネレーター:線形または指数関数的に周波数が変化する短時間スイープ信号です。3つのプリセットとキーボード入力により開始・停止周波数を設定できます。チャープ信号の発生時間や開始遅延時間の調整も可能です。

最新バージョンで、iOS17をサポートすると共に、アプリの安定性を向上させました。


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本アプリをApp StoreTMからダウンロードするには、下記リンクをクリックしてください。App StoreTM内のダウンロードのページを開きます。


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製品情報

バージョン : 3.0
リリース : 2023年10月10日
サイズ : 0.7 MB
カテゴリ : ユーティリティ、ミュージック
互換性 : iOS 16.6以降が必要。
ステータス : 配信中

生成できる音源

本アプリでは次のトーン信号を生成できます。

サイン波
スイープ/ワーブル信号
チャープ信号
カラードノイズ(ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズ、ブルーノイズ、パープルノイズ、グレーノイズ)
オクターブバンドノイズ (1/1オクターブ、または、1/3オクターブ)

特徴

サイン波ジェネレーター(Sine):
サイン波のスイープ(周波数掃引)信号を生成
プリセット周波数:200Hz, 1kHz, 2kHz, 8kHz
周波数スイープジェネレーター(Sweep):
サイン波のスイープ/ワーブル信号を生成
プリセット周波数:20Hz~20kHz, 200Hz~2kHz, 2kHz~8kHz
遷移時間 : 30, 60, 120, 180秒
アップスイープ/ダウンスイープ再生
カラードノイズジェネレーター (オクターブバンドノイズを含む)(Noise):
ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズ、ブルーノイズ、パープルノイズ、グレーノイズ を生成
1/1または1/3オクターブバンドフィルタによるオクターブバンドノイズ生成(1/1 Octave-band filter 中心周波数:63Hz, 125Hz, 250Hz, 500Hz, 1kHz, 2kHz, 4kHz, 8kHz、1/3 Octave-band filter 中心周波数:50Hz, 63Hz, 80Hz, 125Hz, 160Hz, 200Hz, 250Hz, 320Hz, 400Hz, 500Hz, 630Hz, 800Hz, 1kHz, 1.25kHz, 1.6kHz, 2kHz, 2.5kHz, 3.15kHz, 4kHz, 5kHz, 6,3kHz, 8kHz, 10kHz)
バースト再生:デューティ比 10/25/50/75% でバースト再生可能
チャープ信号ジェネレーター(Chirp):
短時間スイープ信号を生成
遷移時間:0.1〜1.0秒
開始遅延時間:1〜10秒
周波数変動カーブ:線形(Linear)/ 指数関数(Exponential)
生成信号の周波数範囲:20Hz〜21kHz
キーボードによる0.1Hz単位での周波数入力
プリセット周波数カスタマイズ機能
再生時間:30秒/60秒/2分/3分/15分/60分
出力ゲインコントロール
出力チャンネル選択:LR/L/R
出力位相制御:0/180° - 同相/逆相

アプリケーション

本アプリは、以下のような、様々な応用が可能です。

スピーカー、ヘッドホンなどの性能テスト
オーディオアンプ、イコライザや他の多くのオーディオ機器のテストとチューニング
オーディオ機器、スピーカ、ヘッドホンのバーンイン
音響試験
周波数特性測定
建築音響等の環境音測定
サウンドマスキング
リラクゼーション、メディテーション
モスキート音の生成
聴力テスト

トップビュー

トップビューは上部に操作設定エリア、下部にコントロールエリアがあります。

操作設定エリアは選択された動作モードの個別設定をおこなうことができます。
コントロールエリアでは、動作モード(Sine / Sweep / Noise / Chirp / Info)、 サウンド再生/停止、再生音量の調整(Volume)、チャネル切替(LR/L/R)、プリセット(Preset)、再生時間などの基本的な操作をおこなうことができます。

アプリの初期起動時には、製品情報(Info)が表示されますので、利用方法をご確認ください。


動作モード

- Sine : サイン波信号ジェネレータ

- Sweep : スイープ信号ジェネレータ

- Noise : カラードノイズ信号ジェネレータ

- Chirp : チャープ信号ジェネレータ

- Info : 製品情報ビュー


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サイン波(SINE)

サイン波によるトーン信号を生成します。

周波数ボタンをタップすることで、4種類の周波数からワンタッチで設定することができます。

プレイボタンをタップすることでトーン信号を生成し、ストップボタンで再生停止します。


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生成周波数は20Hzから21kHzの範囲で設定することができます。周波数モニターをタップし、設定したい周波数をキーボード入力してリターンキーをタップして数値を確定させます。


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プリセット周波数を任意に設定することができます。プリセット(Preset)ボタンをタップして、プリセット周波数をプリセット保存ボタン(Save0 - Save3)で保存します。


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スイープ信号(SWEEP)

サイン波によるスイープ(周波数掃引)信号、または、ワーブル(震音)信号を生成します。

スイープ信号は、ある周波数範囲で時間とともにサイン波の周波数が連続的に遷移するようなサイン波を生成します。


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ワーブル信号は、ある周波数f0を中心にしてサイン波の周波数を振動(FM変調)させた信号で、本アプリでは時間とともに中心周波数が連続的に遷移するような1/3オクターブバンドのFM変調信号を生成します。測定信号にワーブル信号を用いると、測定点で発生する反響や定在波の影響を分散することができます。


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周波数ボタンをタップすることで、3種類の周波数からワンタッチで設定することができます。

プレイボタンをタップすることでスイープ信号/ワーブル信号を生成します。アップスイープ、ダウンスイープが可能です。

生成周波数は20Hzから21kHzの範囲で設定することができます。周波数モニターをタップし、設定したい周波数をキーボード入力してリターンキーをタップして数値を確定させます。かならず下限および上限の周波数を設定する必要があります。

 
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プリセット周波数を任意に設定することができます。プリセット(Preset)ボタンをタップして、プリセット周波数をプリセット保存ボタン(Save0 - Save2)で保存します。


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チャープ信号(CHIRP)

チャープ信号はごく短時間(最大1秒)のスイープ信号です。本アプリでは時間とともに周波数が増加するようなアップチャープ信号を生成できます。

周波数ボタンをタップすることで、3種類の周波数からワンタッチで設定することができます。プレイボタンをタップすることでチャープ信号を生成します。

チャープ信号の周波数変化カーブは、線形(Linear)、または、指数関数(Exponential)から選択できます。

チャープ信号の遷移時間(Chirp time)を0.1秒から1秒までの時間範囲で設定できます。

さらに、チャープ信号の生成時間は非常に短いため、スタートボタンをタップしてから信号出力されるまでのディレイ時間(Start delay time)を設けています。ディレイ時間は、1秒から10秒までの時間範囲で設定できます。


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生成周波数は20Hzから21kHzの範囲で設定することができます。周波数モニターをタップし、設定したい周波数をキーボード入力してリターンキーをタップして数値を確定させます。かならず下限および上限の周波数を設定する必要があります。

 
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プリセット周波数を任意に設定することができます。プリセット(Preset)ボタンをタップして、プリセット周波数をプリセット保存ボタン(Save0 - Save2)で保存します。


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カラードノイズ(NOISE)

本アプリは様々なカラードノイズを生成します。ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズ、ブルーノイズ、パープルノイズ、グレーノイズ から選択可能です。

再生したいノイズタイプを選択し、プレイボタンをタップすると、ノイズ生成をおこないます。


ホワイトノイズ(White)

ホワイトノイズは単位周波数帯域(1Hz)に含まれる成分の強さが周波数に無関係に一定の雑音で、白色雑音とも呼ばれます。一定幅の周波数帯域において音響パワーで見たときには、周波数が高くなるにつれて、3dB/oct で高い周波数の方が高くなります。

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ピンクノイズ(Pink)

ピンクノイズはホワイトノイズに -3dB/oct のローパスフィルターを通した雑音です。周波数が高くなるにつれて右下がりの周波数特性になります。一定の周波数帯域ごとのエネルギーが均一になるため、周波数帯域別の音量を評価する目的に適した雑音です。すなわち、どのオクターブの帯域でみても音の大きさが同じ音であるため、音響調整や測定ではピンクノイズがよく使用されます。

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ブラウンノイズ(Brown)

パワースペクトル密度は周波数が上がるにつれてオクターブあたり 6dB 降下するノイズ信号です。 ホワイトノイズやピンクノイズと比べて、低い周波数が強調されたような、あるいは、柔らかい音質に聞こえます。 オーディオ用途ではサブウーファー位相チェックや中低域スピーカユニットのエージングにも利用されます。 ヘルスケア用途では、睡眠障害の緩和治療、環境騒音や耳鳴りのサウンドマスキングにも使用されます。

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ブルーノイズ(Blue)

パワースペクトル密度は周波数が上がるにつれてオクターブあたり 3dB 上昇するノイズ信号です。ブルーノイズは高い周波数成分に偏っているため、高音のヒスノイズのように聞こえます。

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パープルノイズ(Purple)

パワースペクトル密度は周波数が上がるにつれてオクターブあたり 6dB 上昇するノイズ信号です。パープルノイズはブルーノイズよりさらに高い周波数成分に偏っているため、低音がまったくない高音のヒスノイズのように聞こえます。

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グレイノイズ(Gray)

音響心理学的な等ラウドネス曲線に近いパワースペクトルを示すノイズ信号です。人が聴いたときにどの周波数成分も同じ大きさに聞こえます。

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また、バーストノイズ(1周期、約5秒)として生成できます。バーストノイズは4種類のデューティ比(10、25、50、75%)で出力可能です。NoBurstのときは連続再生です。


#バースト信号の1周期時間:5.12秒(サンプリング周波数48kHz)、5.57秒(サンプリング周波数44.1kHz)


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オクターブバンドノイズ

カラードノイズ(NOISE)モードにおいて、オクターブバンドノイズの信号生成が可能です。

オクターブバンドノイズは、1/Nオクターブ(Nは自然数)で周波数帯域を取り出したノイズです。オクターブを基準とした一定の周波数帯域の音量を測定評価するためにも利用できます。

本アプリは、任意のノイズをソース信号として、1/1オクターブまたは1/3オクターブのオクターブバンドパス・フィルタを通したノイズ信号を出力できます。

”1/1 Octave” または "1/3 Octave" ボタンのいづれかをタップし、バンドパスフィルタの中心周波数を選択します。任意のオクターブバンドを同時に複数選択することが可能です。

選択可能なバンドパスフィルタの中心周波数は次の通りです。


1/1オクターブバンドのバンドパスフィルタの中心周波数 : 63, 125, 250, 500,1000, 2000, 4000, 8000 Hz
1/3オクターブバンドのバンドパスフィルタの中心周波数 : 50, 63, 80, 100, 125, 160, 200, 250, 320, 400, 500,630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150, 4000, 5000, 6300, 8000, 10000 Hz


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なお、オクターブバンド周波数が何も選択されていない場合、信号出力は無音になります。

製品情報 (Info)

”Info”ボタンをタップすることで、製品情報と利用方法を表示します。動作モードに戻る場合には、いづれかのモードボタン(Sine、Sweep、Noise、Chirp)をタップしてください。

なお、アプリの初期起動時には、この製品情報が表示されますので、利用方法をご確認ください。


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リリースノート

version 3.0 アップデート(October 10, 2023)
version 2.1 アップデート(January 19, 2023)
version 2.0 アップデート(November 11, 2022)
version 1.0 リリース(April 23, 2022)

備考

大音量の連続した高周波信号は、大きすぎると感じていない場合でも、スピーカーやヘッドホンなどを損傷する可能性がありますので、ご注意をお願いいたします。
オーディオスペクトラムアナライザーと組み合わせてご利用いただくことで、あなたのオーディオシステムの周波数特性を簡単に測定することができます。その際、ピンクノイズの標準信号発生ツールとしてご利用ください。
オクターブバンドノイズは室内音響や建築現場での環境音測定(遮音量測定、室内音場分布測定、残響時間測定など)に対応した計測用音源としてもお使いいただけます。
イヤホン、ヘッドホンの聴感上の特性を合わせる用途などにも有効です。ソース信号としてピンクノイズを選択し、1/1オクターブバンド、中心周波数125Hz、1kHz、8kHzのノイズ信号を順次再生することで、聴感上の帯域の強弱を判断することができます。さらに詳しく解析したい場合は、他の周波数帯域もしくは1/3オクターブノイズでお試しください。再生機器の周波数帯域特性が判れば、別途イコライザーにてお使いのイヤホンをご自身の好みの音質に調整できるでしょう。
AirPlayによるデータ伝送はApple社独自の音声データ圧縮による無線通信方式のため、AirPlay接続機器との相性や無線状態によって、ランダムなノイズを発生することがあります。特に高い周波数帯域では発生することがありますので、ご注意ください。
チャープ信号は極めて短い時間のスイープ信号のため、指定範囲の再生周波数を保証するものではありません。
BluetoothやAirPlay等の無線通信で使用する場合、無線環境や通信状態、通信機器等によって再生周波数帯域の制限や出力レベルの低下、不定期なノイズの発生等が起こる可能性があります。無線通信におけるアプリ動作、設定仕様を保証するものではありません。

レビューのお願い

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