Audio Tone Generator Plus
「Audio Tone Generator Plus」は、様々なオーディオ・テストトーンを生成する新しいサウンドジェネレーター・アプリです。
本アプリは、オーディオシステムテスト、サウンドチューニング、聴力検査などの基準音源として、幅広い分野でご利用いただけます。
4種類のシグナルジェネレーターを搭載し、サイン波信号、周波数スイープ、チャープ信号、オクターブバンドノイズを含むカラードノイズを生成することができます。
最新バージョンで、iOS18.1をサポートすると共に、UIデザインを更新しました。
AppStoreTMの「Audio Tone Generator Plus」プロダクトページにアクセスするには、下記リンクをクリックしてください。
本アプリでは次のトーン信号を生成できます。
本アプリは、以下のような、様々な応用が可能です。
トップビューは上部に操作設定エリア、下部にコントロールエリアがあります。
操作設定エリアは選択された動作モードの個別設定をおこなうことができます。
コントロールエリアでは、動作モード(Sine / Sweep / Noise / Chirp / Info)、 サウンド再生/停止、再生音量の調整(Volume)、チャネル切替(LR/L/R)、プリセット(Preset)、再生時間などの基本的な操作をおこなうことができます。
アプリの初期起動時には、製品情報(Info)が表示されますので、利用方法をご確認ください。
- Sine : サイン波信号ジェネレータ
- Sweep : スイープ信号ジェネレータ
- Noise : カラードノイズ信号ジェネレータ
- Chirp : チャープ信号ジェネレータ
- Info : 製品情報ビュー
サイン波によるトーン信号を生成します。
周波数ボタンをタップすることで、4種類の周波数からワンタッチで設定することができます。
プレイボタンをタップすることでトーン信号を生成し、ストップボタンで再生停止します。
生成周波数は20Hzから21kHzの範囲で設定することができます。周波数モニターをタップし、設定したい周波数をキーボード入力してリターンキーをタップして数値を確定させます。
プリセット周波数を任意に設定することができます。プリセット(Preset)ボタンをタップして、プリセット周波数をプリセット保存ボタン(Save0 - Save3)で保存します。
サイン波によるスイープ(周波数掃引)信号、または、ワーブル(震音)信号を生成します。
スイープ信号は、ある周波数範囲で時間とともにサイン波の周波数が連続的に遷移するようなサイン波を生成します。
ワーブル信号は、ある周波数f0を中心にしてサイン波の周波数を振動(FM変調)させた信号で、本アプリでは時間とともに中心周波数が連続的に遷移するような1/3オクターブバンドのFM変調信号を生成します。測定信号にワーブル信号を用いると、測定点で発生する反響や定在波の影響を分散することができます。
周波数ボタンをタップすることで、3種類の周波数からワンタッチで設定することができます。
プレイボタンをタップすることでスイープ信号/ワーブル信号を生成します。アップスイープ、ダウンスイープが可能です。
生成周波数は20Hzから21kHzの範囲で設定することができます。周波数モニターをタップし、設定したい周波数をキーボード入力してリターンキーをタップして数値を確定させます。かならず下限および上限の周波数を設定する必要があります。
プリセット周波数を任意に設定することができます。プリセット(Preset)ボタンをタップして、プリセット周波数をプリセット保存ボタン(Save0 - Save2)で保存します。
チャープ信号はごく短時間(最大1秒)のスイープ信号です。本アプリでは時間とともに周波数が増加するようなアップチャープ信号を生成できます。
周波数ボタンをタップすることで、3種類の周波数からワンタッチで設定することができます。プレイボタンをタップすることでチャープ信号を生成します。
チャープ信号の周波数変化カーブは、線形(Linear)、または、指数関数(Exponential)から選択できます。
チャープ信号の遷移時間(Chirp time)を0.1秒から1秒までの時間範囲で設定できます。
さらに、チャープ信号の生成時間は非常に短いため、スタートボタンをタップしてから信号出力されるまでのディレイ時間(Start delay time)を設けています。ディレイ時間は、1秒から10秒までの時間範囲で設定できます。
生成周波数は20Hzから21kHzの範囲で設定することができます。周波数モニターをタップし、設定したい周波数をキーボード入力してリターンキーをタップして数値を確定させます。かならず下限および上限の周波数を設定する必要があります。
プリセット周波数を任意に設定することができます。プリセット(Preset)ボタンをタップして、プリセット周波数をプリセット保存ボタン(Save0 - Save2)で保存します。
本アプリは様々なカラードノイズを生成します。ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズ、ブルーノイズ、パープルノイズ、グレーノイズ から選択可能です。
再生したいノイズタイプを選択し、プレイボタンをタップすると、ノイズ生成をおこないます。
ホワイトノイズは単位周波数帯域(1Hz)に含まれる成分の強さが周波数に無関係に一定の雑音で、白色雑音とも呼ばれます。一定幅の周波数帯域において音響パワーで見たときには、周波数が高くなるにつれて、3dB/oct で高い周波数の方が高くなります。
ピンクノイズはホワイトノイズに -3dB/oct のローパスフィルターを通した雑音です。周波数が高くなるにつれて右下がりの周波数特性になります。一定の周波数帯域ごとのエネルギーが均一になるため、周波数帯域別の音量を評価する目的に適した雑音です。すなわち、どのオクターブの帯域でみても音の大きさが同じ音であるため、音響調整や測定ではピンクノイズがよく使用されます。
レッドノイズはブラウニアンノイズ、または、ブラウンノイズとも呼ばれます。パワースペクトル密度は周波数が上がるにつれてオクターブあたり 6dB 降下するノイズ信号です。 ホワイトノイズやピンクノイズと比べて、低い周波数が強調されたような、あるいは、柔らかい音質に聞こえます。 オーディオ用途ではサブウーファー位相チェックや中低域スピーカユニットのエージングにも利用されます。 ヘルスケア用途では、睡眠障害の緩和治療、環境騒音や耳鳴りのサウンドマスキングにも使用されます。
パワースペクトル密度は周波数が上がるにつれてオクターブあたり 3dB 上昇するノイズ信号です。ブルーノイズは高い周波数成分に偏っているため、高音のヒスノイズのように聞こえます。
パワースペクトル密度は周波数が上がるにつれてオクターブあたり 6dB 上昇するノイズ信号です。パープルノイズはブルーノイズよりさらに高い周波数成分に偏っているため、低音がまったくない高音のヒスノイズのように聞こえます。
音響心理学的な等ラウドネス曲線に近いパワースペクトルを示すノイズ信号です。人が聴いたときにどの周波数成分も同じ大きさに聞こえます。
また、バーストノイズ(1周期、約5秒)として生成できます。バーストノイズは4種類のデューティ比(10、25、50、75%)で出力可能です。NoBurstのときは連続再生です。
#バースト信号の1周期時間:5.12秒(サンプリング周波数48kHz)、5.57秒(サンプリング周波数44.1kHz)
カラードノイズ(NOISE)モードにおいて、オクターブバンドノイズの信号生成が可能です。
オクターブバンドノイズは、1/Nオクターブ(Nは自然数)で周波数帯域を取り出したノイズです。オクターブを基準とした一定の周波数帯域の音量を測定評価するためにも利用できます。
本アプリは、任意のノイズをソース信号として、1/1オクターブまたは1/3オクターブのオクターブバンドパス・フィルタを通したノイズ信号を出力できます。
”1/1 Octave” または "1/3 Octave" ボタンのいづれかをタップし、バンドパスフィルタの中心周波数を選択します。任意のオクターブバンドを同時に複数選択することが可能です。
選択可能なバンドパスフィルタの中心周波数は次の通りです。
備考:オクターブバンド周波数が何も選択されていない場合、信号出力は無音になります。
”Info”ボタンをタップすると、製品情報と利用方法を表示します。動作モードに戻る場合には、いづれかのモードボタン(Sine、Sweep、Noise、Chirp)をタップしてください。
なお、アプリの初期起動時には、インフォメーション・ビューが表示されますので、利用方法をご確認ください。
このアプリに関して、ご感想、ご要望などのレビューをお待ちしています。当社の製品開発の参考にさせていただきます。また、皆様のレビュー評価は開発者の励みになります。ご協力をお願い申し上げます。