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Octave Band Noise Generator

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「Octave Band Noise Generator」は、さまざまな音響測定、サウンドチューニング、聴感効果などの基準音源に使えるオクターブバンド・ノイズ信号生成アプリです。

一般的な計測用に使われるホワイトノイズ、オーディオチェック用のピンクノイズやブラウンノイズだけでなく、1/1オクターブバンドまたは1/3オクターブバンドのフィルタリングによって、音響解析等に最適なテスト音源を作ることができます。

オクターブバンドノイズは、環境音測定の基準音源、サウンドチューニング、耳鳴り緩和やサウンドマスキングのための音響効果音など、様々な用途にご利用いただけます。

つぎのような室内音響や建築現場での環境音測定に対応した計測用音源としてお使いいただけます。

・遮音量測定

・室内音場分布測定

・残響時間測定


オクターブバンドノイズは、その他の用途としてイヤホン、ヘッドホンの聴感上の特性を合わせる用途などにも有効です。 ソース信号としてピンクノイズを選択し、1/1オクターブバンド、中心周波数125Hz、1kHz、8kHzのノイズ信号を順次再生することで、聴感上の帯域の強弱を判断することができます。 さらに詳しく解析したい場合は、他の周波数帯域もしくは1/3オクターブノイズでお試しください。 再生機器の周波数帯域特性が判れば、別途イコライザーにてお使いのイヤホンをご自身の好みの音質に調整できるでしょう。


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製品情報

バージョン : 1.1
リリース : 2017/4/21
サイズ : 0.4 MB
カテゴリ : ユーティリティ、ミュージック
互換性 : iOS 10.3以降が必要。
ステータス : 配信停止中

特長

ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズの生成 : 20Hz - 20kHz
1/1 オクターブバンドノイズ : 8種類、中心周波数 - 63Hz, 125Hz, 250Hz, 500Hz, 1kHz, 2kHz, 4kHz, 8kHz.
1/3 オクターブバンドノイズ : 24種類、中心周波数 - 50Hz, 63Hz, 80Hz, 100Hz, 125Hz, 160Hz, 200Hz, 250Hz, 320Hz, 400Hz, 500Hz, 630Hz, 800Hz, 1kHz, 1.25kHz, 1.6kHz, 2kHz, 2.5kHz, 3.15kHz, 4kHz, 5kHz, 6.3kHz, 8kHz, 10kHz.
オクターブバンドノイズは複数帯域を同時選択可能。
バースト機能 : ON/OFF周期 1, 2, 5, 10秒。
出力チャネル選択 : Left Ch, Right Ch, Light & Right Ch
タイマー機能 : 1分 - 23時間59分, 1分単位で設定可能。

ノイズ信号

室内やホールなどの音響測定やサウンド調整は、広帯域ノイズ信号を利用すると便利です。一般には、ホワイトノイズ、ピンクノイズやブラウンノイズが使用されます。さらに詳細な測定評価やチューニングをするために、特定周波数が帯域分割されたような1/1または1/3オクターブバンドノイズをテストノイズ信号として利用します。


「Octave Band Noise Generator」は、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズをソース信号として、オクターブバンドフィルタ(1/1オクターブまたは1/3オクターブ)による周波数帯域制限したノイズ信号を生成できます。任意のオクターブ帯域を選択して、オクターブバンドパス・フィルタを通したノイズ信号を出力できます。また、オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域ノイズ信号を出力できます。

ソース信号 : ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズ を選択可能。
オクターブバンドフィルタ : 1/1オクターブバンド、または、1/3オクターブバンド、または、フィルタなし(広帯域ノイズ)から選択可能。
バースト : バースト信号出力(1、2、5、10秒周期)、または、連続出力 が選択可能。

基本操作手順

このアプリの基本的な操作手順はつぎのとおりです。


(1) ノイズ信号源の選択 : ”White”または”Pink"または"Brown"ボタンをタップして、ベースとなるノイズ信号を選択します。初期起動時のデフォルトはホワイトノイズです。

(2) バンドパスフィルタの選択 : "Octave"ボタンをタップして、オクターブバンド幅選択します。順番にタップすると、1/1オクターブ(1/1 Oct)、1/3オクターブ(1/3 Oct)、または、フィルタなし(Octave)が選択できます。初期起動時のデフォルトはフィルタなしです。

(3) 信号生成方法の選択 : 連続信号か、バースト信号かのいづれかを選択します。"Burst"ボタンを一度タップすると、バースト信号が選択されます。 もう一度、タップすると、連続信号に戻ります。

(4) オクターブバンドの選択 : "1/1 Oct"または"1/3 Oct"が選択されているとき、周波数帯域(中心周波数)ボタンをタップして、出力したい周波数帯域を選択します。 初期起動時には、オクターブバンドは選択されていませんので、無音(デジタルゼロ)です。

(5) 出力チャネルの選択 : "Left Ch."、"Right Ch."ボタンをタップすることで、左チャネルまたは右チャネルからの出力をON/OFFすることができます。 初期起動時のデフォルトは両チャネル出力に設定されています。

(6) 信号出力の開始/停止 : "Start"ボタンをタップすると、ノイズ信号出力を開始し、周波数スペクトラムが表示されます。"Stop"ボタンをタップすると停止します。また、タイマーによって自動停止します。


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(7) バースト時間の設定 : ”Setting"ボタンをタップし、バースト信号のON/OFF時間ボタン(1,2,5,10sec)をタップして選択します。デフォルトは1秒です。

(8) タイマー時間の設定 : ”Setting"ボタンをタップし、タイマー時間を選択します。デフォルトは1分です。

ホワイトノイズ

ホワイトノイズは、単位周波数帯域(1Hz)に含まれる成分の強さが周波数に無関係に一定の雑音で、白色雑音とも呼ばれます。 一定幅の周波数帯域で音響パワーで見たときには周波数が高くなるにつれて3dB/octで高い周波数の方が高くなります。

オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域なホワイトノイズ信号を出力できます。


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ピンクノイズ

ピンクノイズは、ホワイトノイズに-3dB/octのローパスフィルターを通した雑音です。 周波数が高くなるにつれて右下がりの周波数特性になります。一定の周波数帯域ごとのエネルギーが均一になるため、周波数帯域別の音量を評価する目的に適した雑音です。すなわち、どのオクターブの帯域でみても音の大きさが同じ音であるため音響調整や測定ではピンクノイズがよく使用されます。

オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域なピンクノイズ信号を出力できます。


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ブラウンノイズ

ブラウンノイズ(ブラウニアンノイズ)は、周波数に対する音響パワーがオクターブあたり6dB減少するノイズ信号です。ホワイトノイズやピンクノイズと比べて、低い周波数が強調されたような、あるいは、柔らかい音質に聞こえます。

オーディオ用途ではサブウーファー位相チェックや中低域スピーカユニットのエージングにも利用されます。ヘルスケア用途では、睡眠障害の緩和治療、環境騒音や耳鳴りのサウンドマスキングにも使用されます。

オクターブバンドパス・フィルタをパスすることで、広帯域なブラウンノイズ信号を出力できます。


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オクターブバンド・ノイズ

オクターブバンドノイズは、1/Nオクターブ(Nは自然数)で周波数帯域を取り出したノイズです。オクターブを基準とした一定の周波数帯域の音量を測定評価するために利用できます。


本アプリは、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズをソース信号として、任意のオクターブ帯域を選択して、オクターブバンドパス・フィルタを通したノイズ信号を出力できます。初期起動時には、オクターブバンドは選択されていませんので、無音(デジタルゼロ)です。


1/1オクターブバンド・ノイズ

1/1オクターブバンドノイズは中心周波数63Hzから8kHzまでの8分割されたオクターブバンドで構成されます。任意のオクターブバンドを選択してノイズ信号を生成することができます。

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1/3オクターブバンド・ノイズ

1/3オクターブバンドノイズは中心周波数50Hzから10kHzまでの24分割されたオクターブバンドで構成されます。任意のオクターブバンドを選択してノイズ信号を生成することができます。

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インフォメーション

"Setting"ボタンをタップすると、製品情報を表示します。

"Support Information"をタップすると、Safariが起動してサポートページにジャンプします。 "Apps Info"をタップすると、App Storeが起動して当社アプリ製品情報を表示します。(Apple社のシステム仕様変更により、現在は表示されません。)

本製品のレビュー評価をご記入いただく際には、こちらからアクセスが可能です。

リリースノート

Octave Band Noise Generator version 1.1 バージョンアップ (April 21, 2017)
Octave Band Noise Generator version 1.0 リリース (November 9, 2016)

備考

大音量の連続した高周波信号は、大きすぎると感じていない場合でも、スピーカーやヘッドホンなどを損傷する可能性がありますので、ご注意をお願いいたします。
Bluetooth機器との無線接続には対応していません。
AirPlayによるデータ伝送はApple社独自の音声データ圧縮による無線通信方式のため、AirPlay接続機器との相性や無線状態によって、ランダムなノイズを発生することがあります。特に高い周波数帯域では発生することがありますので、ご注意ください。
長時間起動させる場合には、バッテリーの消費が大きいことがあります。
オクターブバンドフィルタ周波数は、”IEC 61260:1995" および "JIS C 1514:2002”に準拠しています。

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